「建築」を共通テーマに連携
5館連携事業では5館共通のテーマを設けて共同および館独自での取り組みを行う予定です。最初のテーマは「建築」です。
5館は日本を代表する建築家によって設計されているだけでなく、それぞれがアートに関わる施設として、建てられた時代の新しいヴィジョンを体現する画期的な建築です。5館連携事業では「建築」を共通テーマに、共同および独自の取り組みを行う予定です。
◇共同プロジェクト
本プロジェクトでは、「建築」というテーマで、長期的な活用を視野にいれたWebコンテンツを制作します。具体的には5館の建築に関わる解説や写真、図面、建築家のプロフィールなど、アーカイブとしての役割を果たすようなコンテンツの構築を目指します。
また青森県内には、弘前市の前川國男設計の建築群、黒石市にある菊竹清訓設計の「黒石ほるぷ子ども館」、十和田市にある隈研吾設計の「市民交流プラザ トワーレ」など注目すべき建築が数多くあります。連携する美術館・アートセンターだけではなく、それ以外の既存の建築にも関心を広げ、訪れる人々が、5館とその周辺建築を巡りながら、アートと建築そして街に対する理解をより深めてゆくようなコンテンツ制作も検討しています。
◇独自企画
【青森県立美術館】
①青森県立美術館建築ツアー
青森県立美術館の建築のみどころをご案内するツアーです。(夏期実施予定)
②リモートで体験する青森県立美術館建築ツアー
Web上でツアー映像を配信。お家にいながら、青森県立美術館の建築ツアーを体験できます。
③青森県立美術館建築関連写真、模型展示
青森県立美術館の建築関連写真や模型などを展示する小コーナーを設置します。(5月-2022年3月予定)
【国際芸術センター青森】
ACAC建築ラボ(仮)
市民のみなさんと一緒に、資料やインタビューを通じてACACの建築について勉強・研究します。研究成果はウェブサイトでの公開やガイドツアーなど、様々な媒体で発表します。(4月以降定期開催)
【十和田市現代美術館】
①十和田市現代美術館と周辺を巡る建築ツアー
十和田市現代美術館の他、安藤忠雄氏、隈研吾氏設計の現代建築をご案内するツアーです。(10月12月以降月1回実施予定)
②十和田市現代美術館の建築のオーディオガイド
十和田市現代美術館の常設作品のオーディオガイドが来年度からスタートします。美術館建築の解説も聞くことができます。(11月2022年以降)
【弘前れんが倉庫美術館】
①美術館建築ツアー
ガイドによる美術館の建築のみどころ紹介(4月以降毎月 第4日曜日 第3土曜日開催)
②田根剛による建築解説動画
美術館の建築設計を担当した建築家・田根剛による解説動画をwebで配信(4月アップ予定)
【八戸市美術館】
建築に関するトークイベント
美術館のオープニング時期に合わせて、設計者が建築について語るトークイベントを実施します。