青の画家・佐野ぬいが故郷にささげた作品。
2014年11月22日、弘前市民会館開館50周年を記念して設置。画家・佐野ぬいが特別に書き下ろし、制作監修から直接ガラスの絵付けまで行っている。
佐野ぬいは、「青」を基調とする作品を数多く発表し「青の画家」と称される洋画家。国内外で個展などを多数開催している。2003年に損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞。2007年4月から2011年5月まで第16代女子美術大学学長を務めた。
佐野ぬいの故郷弘前への思いは深い。格別の愛情を持ち、それは本作に投影されている。
ステンドグラスには、さまざまな青が基本色として存在し、自然光とともに前川國男が設計を手掛けた館内空間に流れこむ。前川による天井の配色“成層圏ブルー”との共演だ。
佐野ぬいの言葉をここに。
「ステンドグラスの原画を描きながら、私は、津軽弘前のさわやかで清々しい雪どけの空を思い出していました」「動く青い時間を楽しく、美しく眺めることが出来たら素晴らしいです」
弘前市民会館
住所:青森県弘前市下白銀町1-6 弘前公園内
電話番号:0172 32 3374
開館時間:9時~22時
休館日:毎月第3月曜日(月曜日が休日の場合、翌日)
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/shiminkaikan/