鑑賞者すら作品になる、有機的な彫刻作品。
2018年、八戸市中心商店街に誕生した広場〈マチニワ〉。そのシンボルオブジェ《水の樹》は、噴水と水飲み場の機能を持つアート作品だ。
基本コンセプトから設計の監修、デザインなどを手がけたのは、三沢市出身のアートディレクター森本千絵。
水色をベースに、グラデーションのかかった《水の樹》は、パイプで枝を、水の受け皿で葉を表現。枝の一部はししおどしになっており、水の動きにあわせて葉の部分がカラコロと音を立てる。また、下部には大小2つの水飲み場が設置され、“林の中”でのどを潤すことも可能だ。床面からは噴水とミストが噴き出す仕掛けで、夏は子どもたちの遊び場になる。
毎時、音と光と水による演出が行われ、青森にゆかりのあるアーティスト、坂本美雨+haruka nakamuraが制作したオリジナルの楽曲『水の声』が、この空間を優しく包む。
マチニワ《水の樹》
住所:青森県八戸市三日町21-1
電話番号:0178 22 8228(八戸ポータルミュージアムはっち)
開館時間:6時〜23時
休館日:無休
https://machiniwa8.jp/