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2021.11.01
“地球の美しさを教える”
名勝・種差海岸

風光明媚な景観が続く、太平洋の海岸線。

「どこかの天体から人がきて地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。」とは、司馬遼太郎。著書『街道をゆく』のなかで、種差海岸をこう評している。

八戸市鮫町の沿岸部に広がる種差海岸は、1937年に国指定名勝に登録。東日本大震災の2年後となる2013年には三陸復興公園として、国立公園の一部に指定された。三陸復興公園は八戸市から岩手県を経て宮城県石巻市まで続くが、その最北エリアにあるのが種差海岸だ。

太平洋を大パノラマで見渡せる葦毛崎展望台を起点にして、天然芝の広がる種差天然芝生地までは約5.2kmのなだらかなハイキングコースになっており、黒い岩礁や、白砂の浜、樹齢80年以上の松並木「淀の松原」と、風光明媚な景観が連続するほか、初夏から秋にかけては、ハマギクやニッコウキスゲなどの花々が彩る。

提供:VISITはちのへ

ゴツゴツとした岩肌や青色の濃い海水、磯の香りがする潮風、青々とした天然芝が、“どこかの天体の人”どころか“地球人”の私たちにも、地球の美しさを教えてくれる。

種差海岸インフォメーションセンター

住所:青森県八戸市大字鮫町棚久保14-167
電話番号:0178-51-8500
営業時間:9時~17時(12~3月は~16時)
定休日:12月29日~1月3日
http://www.tanesashi.info/