モデルコース⓬
車で5館めぐり アート×文豪ゆかりの地
2泊3日プラン
※2025年2月28日時点の情報となります ※運行スケジュールは変更になる場合あり。最新情報は各交通機関に直接お問い合わせください ※時間はあくまでも目安なので、交通状況により変わる可能性があります
DAY1 START!
太宰治生誕地と弘前をめぐる
新青森駅でレンタカーを借りる
車 約45分
10:45
太宰治記念館[斜陽館]を見学
滞在時間:約60分
太宰治記念館[斜陽館]を見学
滞在時間:約60分



太宰治の小説『斜陽』から名付けられた旅館名「斜陽館」が太宰治記念館の愛称として残された。もとは太宰治の生家で、約2600坪もの広大な敷地に、太宰の父である津島源右衛門が1907(明治40)年に建てたもの。蔵を利用した資料展示室には、太宰が生前着用していたマントや原稿、執筆用具などのほか、初版本や外国語の翻訳本などの貴重な資料が展示されている。2004年には国の重要文化財に指定された。
[斜陽館]
住所:五所川原市金木町朝日山412-1
TEL:0173-53-2020
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:12月29日
料金:一般600円
車 約4分
11:50
太宰治の小説『津軽』に登場する[赤い屋根の喫茶店「駅舎」]でランチ
滞在時間:約45分
太宰治の小説『津軽』に登場する[赤い屋根の喫茶店「駅舎」]でランチ
滞在時間:約45分





旧芦野公園駅の本屋を再活用した喫茶店。1930(昭和5)年の津軽鉄道の開通時に建てられ、当時からの建築物としては唯一現存する建物で、約45年間、駅舎として使用された。旧金木町出身の作家・太宰治の小説『津軽』の挿話の舞台としても知られ、ファンが訪れる。2014年には登録有形文化財に登録された。
喫茶ではカレーや丼、サンドイッチなどの軽食から、ケーキやパフェ、コーヒーなどのドリンクまで提供している。
[赤い屋根の喫茶店「駅舎」]
住所:五所川原市金木芦野84-171
TEL:0173-52-3398
営業時間:10:00~17:00(16:30LO)
定休日:水曜
車 約2分
12:40
[芦野公園]内の太宰治像や文学碑をめぐる
滞在時間:約15分
[芦野公園]内の太宰治像や文学碑をめぐる
滞在時間:約15分




太宰治が子どもの頃によく遊んだとされる公園で、芦野池沼群県立自然公園の一部。園内を津軽鉄道が走る。約80万㎡の広大な園内には、文化勲章受章者で彫刻家の中村晋也が手掛けた《太宰治銅像》や、太宰が常に愛誦していたポール・ヴェルレーヌの詩が刻まれた《太宰治文学碑》などもある。「日本のさくら名所100選」にも選ばれるほどの桜の名所。
[芦野公園]
住所:五所川原市金木町芦野84-170
TEL:0173-35-2111(五所川原市金木総合支所)
車 約5分
13:00
太宰が23もの作品を書き上げた[太宰治疎開の家 旧津島家新座敷]を見学
滞在時間:約30分
太宰が23もの作品を書き上げた[太宰治疎開の家 旧津島家新座敷]を見学
滞在時間:約30分






斜陽館から東に約200mの場所にあり、もとは斜陽館と渡り廊下で繋がっていた離れ屋敷。太宰の長兄である文治の結婚のために1922(大正11)年に新築されたもので、1945年から1年4か月間、太宰が戦禍を逃れるために妻子を連れて疎開したとされている。太宰は、ここで過ごす間に『パンドラの匣』『十五年間』『親友交歓』『トカトントン』など23もの作品を書き上げており、文壇デビュー後の居宅としては唯一現存する建物。太宰治の本やグッズを販売するほか、陶芸家の猿田壮也・猿田千帆のギャラリー、日本庭園なども見学できる。
[太宰治疎開の家 旧津島家新座敷]
住所:五所川原市金木町朝日山317-9
TEL:0173-52-3063
営業時間:10:00~17:00(冬季11〜3月)、冬季以外は9:00〜
定休日:第1・第3・第5水曜
入館料:一般500円
車 約40分
14:10
歌人たちの文学碑が点在する[中央アップルモール]で散歩道を散策
滞在時間:約35分
歌人たちの文学碑が点在する[中央アップルモール]で散歩道を散策
滞在時間:約35分







南北に伸びる約2.1kmの散歩道を舞台にした、「日本一のりんごの里づくり」を目指す自然のミュージアム。「りんごの路・水の道・歴史と文化の途」をメインテーマに、りんごのモニュメントや、りんごの品種を解説する看板、与謝野晶子ら歌人たちの文学碑が点在する。散策しながらりんごについて学びつつ、優れた詩に触れることができる。
[中央アップルモール]
住所:北津軽郡板柳町板柳字土井239-3
TEL:0172-73-2111(板柳町役場地域整備課)
車 約25分
車 約5分
16:15
[弘前市立郷土文学館]にある太宰治ら津軽ゆかりの文人の展示を観覧する
滞在時間:約10~40分
[弘前市立郷土文学館]にある太宰治ら津軽ゆかりの文人の展示を観覧する
滞在時間:約10~40分





[弘前市立図書館]や[山車展示館]、[旧東奥義塾外人教師館]などの集まる追手門広場にある文学館。常設展示では、太宰治をはじめ、明治以降に活躍した陸羯南、佐藤紅緑、石坂洋次郎ら10人の文人を紹介。関係資料を通して、その文学の魅力を鑑賞する。
[弘前市立郷土文学館]
住所:弘前市大字下白銀町2-1
TEL:0172-37-5505
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末年始(12/29~1/3)、展示替え期間(3/22~3/31)
車 約35分
17:30
中野もみじ山で紅葉ライトアップを見る
滞在時間:約40分 ※10月中旬~11月中旬
中野もみじ山で紅葉ライトアップを見る
滞在時間:約40分 ※10月中旬~11月中旬






1802(亨和2)年、弘前藩主の津軽寧親が、京都から苗を取り寄せて移植してから、もみじの名所として親しまれている。特に、中野もみじ山の林の中にある[中野神社]には、樹齢約200年のもみじともみの木、樹齢500年から700年の大杉があり、黒石市の天然記念物にも指定。紅葉の時期には夕暮れから夜にかけてライトアップされ、全国から観光客が訪れる。
[中野もみじ山]
住所:黒石市南中野字不動舘27
TEL:0172-52-3488
ライトアップ時間:16:30〜21:00
車 約30分
18:40
太宰治も訪れた大鰐温泉の[ヤマニ仙遊館]に宿泊、併設の[文化財土蔵カフェ~]で夕食
太宰治も訪れた大鰐温泉の[ヤマニ仙遊館]に宿泊、併設の[文化財土蔵カフェ~]で夕食









1872(明治5)年創業の、大鰐温泉で最も古い旅館。太宰治の生家である津島家もよく訪れたとされるほか、森鴎外の師であった漢文学者の依田学海や、詩人の大町桂月ら文人が宿泊した記録も。現在の建物は1897年に建造されたもので、国の登録有形文化財にも指定されている。夕食は旧土蔵に眠っていた古民具に囲まれた[文化財土蔵カフェ~]で。
[ヤマニ仙遊館]
住所:南津軽郡大鰐町蔵館村岡47-1
TEL:0172-48-3171
DAY2 START!
大町桂月の愛した十和田から三浦哲郎ゆかりの八戸へ
宿チェックアウト
車 約2分
8:35
[酒仙・鉄脚の旅人 大町桂月文学碑]を見る
滞在時間:約5分
[酒仙・鉄脚の旅人 大町桂月文学碑]を見る
滞在時間:約5分





かつては大鰐温泉のシンボル的な老舗旅館で、大町桂月が好んで宿泊したとされている[加賀助旅館]。その跡地にできた[ホットパーク加賀助公園]内には、大町桂月の文学碑がある。
[酒仙・鉄脚の旅人 大町桂月文学碑]
住所:南津軽郡大鰐町大鰐 ホットパーク加賀助公園内
車 約70分
9:50
十和田湖畔を散策。休屋の御前ヶ浜にある高村光太郎[乙女の像]を見る
滞在時間:約40分
十和田湖畔を散策。休屋の御前ヶ浜にある高村光太郎[乙女の像]を見る
滞在時間:約40分


十和田湖国立公園の指定15周年を記念して、1953(昭和28)年、十和田湖畔休屋の御前ヶ浜に建てられたブロンズ像。彫刻家で詩人の高村光太郎の最後の作品。高さ2.1mの二人の裸婦が左手を合わせて立っている。近くには高村光太郎による「十和田湖畔の裸像に与う」という詩が刻まれた石碑も。
[乙女の像]
住所:十和田市奥瀬字十和田湖畔休屋
車 約15分
10:30
紅葉が美しい奥入瀬渓流沿いをドライブ&散策
滞在時間:約45分
紅葉が美しい奥入瀬渓流沿いをドライブ&散策
滞在時間:約45分




十和田湖が決壊して生まれた奥入瀬渓流は、渓流沿いに道がつくられている全国的にも珍しい場所。十和田湖および奥入瀬渓流として、特別名勝と天然記念物にも指定されているほか、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた。十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山まで約14km続く渓流沿いには、トチ、ナラ、ナナカマド、ブナ、カツラ、カエデなどが自生し、紅葉の美しさが格別。
[奥入瀬渓流]
住所:十和田市奥瀬奥入瀬
※10月下旬の紅葉時期の数日間はマイカー交通規制を実施するため迂回が必要。
※規制区間:国道102号「惣辺交差点」から「子ノ口交差点」(約10km)。
車 約30分
11:45
蔦沼で紅葉散策
滞在時間:約30分
蔦沼で紅葉散策
滞在時間:約30分



十和田八幡平国立公園内にある蔦野鳥の森は、ブナやミズナラなどの広葉樹が広がり、多くの野鳥とさまざまな動植物が暮らす森の楽園。散策路にはいくつもの沼が点在し、蔦沼はその中で1番大きな沼。水面に広がる森の緑は、ため息がでるほど美しく神秘的。季節や天候によって見せる表情が変わるのも、多くの人を虜にさせる理由のひとつだ。散策中、森の奥に目を向けると稀少な野鳥や動物たちが顔をのぞかせてくれるかも。
住所:十和田市大字奥瀬字蔦野湯 (蔦野鳥の森 休憩所)
TEL:0176-24-3006(一般社団法人 十和田奥入瀬観光機構)
開館時間:9:00〜17:00
徒歩 約15分
車 約30分
13:00
[大正・昭和ロマン 喫茶 段ノDe]でランチ
滞在時間:約60分
[大正・昭和ロマン 喫茶 段ノDe]でランチ
滞在時間:約60分




2023年にオープンした喫茶店。店名にある「段ノDe」は、地名の「段ノ台(だんのだい)」を訛らせて「だんので」と読む。1927(昭和2)年に建てられた店主の実家をリノベーションしたという。ランチはプレートやそば・うどん、トーストなどがある。店内には、物置から見つかった大正・昭和期のポスターやうつわ類も展示している。
[大正・昭和ロマン 喫茶 段ノDe]
住所:十和田市法量川口平49-1
TEL:0176-72-2061
営業時間:11:00〜15:00(食事は14:00LO)
定休日:月曜・火曜
※例年12月中旬〜3月末頃まで冬季休業
車 約15分
車 約55分
16:05
三浦哲郎が使った文机のレプリカが展示されている[八戸ブックセンター]へ
滞在時間:約30分
三浦哲郎が使った文机のレプリカが展示されている[八戸ブックセンター]へ
滞在時間:約30分


「本好きを増やし本でまちを盛り上げる」をコンセプトとした、全国でもめずらしい、書店機能を持ち合わせた公共施設。売れ筋ではないが良質な本をセレクトし、テーマ別に陳列・販売しているほか、トークイベントやワークショップ、ギャラリー展示など、多様な企画事業を実施している。
[八戸ブックセンター]
住所:八戸市六日町16-2 Garden Terrace1F
TEL:0178-20-8368
開館時間:10:00〜20:00(日曜・祝日は10:00〜19:00)
定休日:火曜(祝日の場合は翌平日休)、年末年始
徒歩 約5分
徒歩 約5分
17:50
[三浦哲郎生誕の碑]や[三浦哲郎文学碑]をめぐる
滞在時間:約30分
[三浦哲郎生誕の碑]や[三浦哲郎文学碑]をめぐる
滞在時間:約30分





八戸市出身の芥川賞受賞作家・三浦哲郎ゆかりの石碑が八戸市の中心街に点在。生誕の碑は[さくら野百貨店]の前、文学碑は[八戸市公会堂]前にある。
徒歩 約7分
18:30
三浦哲郎の定宿だった[八戸グランドホテル]にチェックイン。1階ロビーの展示スペースを見る
三浦哲郎の定宿だった[八戸グランドホテル]にチェックイン。1階ロビーの展示スペースを見る





[八戸市美術館]から最も近く、徒歩30秒ほどの場所にあるホテル。三浦哲郎の定宿で、『短篇集モザイクⅡ ふなうた』に収録された作品『ブレックファースト』の舞台にもなった。三浦哲郎が実際に宿泊した部屋に泊まることもできるので、事前に問い合わせを。1階ラウンジコーナーには、三浦文学コーナーを設けている。その上部には東山魁夷作の《道》も展示。また、特注の八幡馬や、2階ロビーのえんぶり・3階ロビーの三社大祭の陶板などにも注目したい。
[八戸グランドホテル]
住所:八戸市番町14
TEL:0178-46-1234
徒歩 約8分
三浦哲郎が愛した八戸の郷土料理が食べられるお店で夕食
DAY3 START!
寺山修司ゆかりの三沢と青森
三浦哲郎の短編小説のモデルになった[八戸グランドホテル]最上階の会場で朝食
ホテルチェックアウト
車 約50分
9:00
[寺山修司記念館]を観覧
滞在時間:約60分
[寺山修司記念館]を観覧
滞在時間:約60分




俳句・短歌・詩といった文芸から、演劇・映画など視覚芸術、競馬やスポーツ評論・エッセイまで、多岐にわたる寺山修司の創作活動を総合的に紹介するミュージアム。寺山が主宰した前衛劇団、「演劇実験室・天井桟敷」の劇場を模してデザイン設計された。常設展示は「寺山修司を探せ!」がコンセプトで、来館者が自ら机の引き出しを開けて作品を探しながら鑑賞する体験型展示が名物。
[寺山修司記念館]
住所:三沢市大字三沢字淋代平116-2955
TEL:0176-59-3434
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜 (祝日の場合は翌日休)、年末年始
入館料:一般550円(企画展準備中は330円)
徒歩 約5分
10:10
[寺山修司顕彰文学碑]を見る
滞在時間:約10分
[寺山修司顕彰文学碑]を見る
滞在時間:約10分




[寺山修司記念館]の裏から、八甲田山・小川原湖を臨みながら散策できる森の遊歩道が続く。四季ごとの景色が楽しめる小田内沼の展望所まで着くと、そこには寺山修司の歌集をかたどったブロンズの顕彰文学碑があり、詩人の谷川俊太郎らが選んだ寺山短歌が記されている。本の傍らには寺山が好きだったビクター犬が佇む。
車 約17分
10:40
三沢市の中央商店街の壁画アート、シャッターアートを見る
滞在時間:約30分
三沢市の中央商店街の壁画アート、シャッターアートを見る
滞在時間:約30分








三沢市の中央商店街の空き店舗のシャッターには、中心市街地の活性化のため描かれた、壁画アートが点在する。東北エリア在住のアーティスト集団「TOHOKU Painters UNITE(TPU)」が手掛けた、空き店舗の側面の高さ約7m、幅約23mにもなる巨大壁画は圧巻。
住所:三沢市中央町
車 約5分
11:15
[きらく亭]でパスタの麺を使った「天井桟敷ラーメン」を食べる
滞在時間:約50分
[きらく亭]でパスタの麺を使った「天井桟敷ラーメン」を食べる
滞在時間:約50分





かつて寺山修司の叔父が三沢駅(旧古間木駅)前で経営していた[寺山食堂]。没後30周年を機に、寺山の逸話にちなんで地元食材を使ったさまざまなメニューがこの名を冠して提供されている。現在三沢市内に6店舗ある“寺山食堂”のうち、[きらく亭]では中華麺の代わりに細いパスタを使用した「天井桟敷ラーメン」を提供。同店はほかにもさまざまなメニューを取り揃えており、漁が解禁となる冬季限定で三沢産のほっき貝を使ったご当地グルメ「三沢ほっき丼」も登場。
[きらく亭]
住所:三沢市本町2-71-1
TEL:0176-53-1087
営業時間:11:00〜14:30LO
定休日:日曜
車 約70分
車 約15分
14:30
太宰治や三浦哲郎、寺山修司などの作品を紹介する[青森県近代文学館]を見学
滞在時間:約60分
太宰治や三浦哲郎、寺山修司などの作品を紹介する[青森県近代文学館]を見学
滞在時間:約60分




1994年、[青森県立図書館]の2階に開設された記念館。太宰治や三浦哲郎、寺山修司をはじめ、明治以降の近代に活躍した青森県を代表する13人の作家を中心に、作品を紹介。青森県出身や、県ゆかりの作家、青森を舞台とした作品も知ることができる。
[青森県近代文学館]
住所:青森市荒川藤戸119-7
TEL:017-739-2575(直通)
開館時間:9:00〜17:00
休館日:第4木曜、奇数月の第2水曜、年末年始、4月1日、ほか蔵書点検休館あり
車 約10分
車 約10分
新青森駅でレンタカーを返却
新青森駅から新幹線へ
GOAL!